五大商社の違いについて②【三菱商事】
前回の内容に引き続き、今回は、肝心の五大商社の違い、特に三菱商事について書いてきたいと思います。私自身は商事に対しては、OB訪問7人 (年次2年目~部長クラス)を行ったため間違えてはないと思います。
注意
・私の印象も含むので、必ず自分の脚で情報を掴むようにして下さい。
・三井物産に関しては、ES等すら提出しなかったのであまり深くは分析できてないです。
①三菱商事
【印象】
・何が何でも成功させるというプライドがあります。
・絶対的王者のため、失敗は何がなんでも避ける印象です。
・イメージはジャイアンツや官僚に近いです。
・会社の看板がとっても強いので、仕事は組織で行います。
【強み】
・圧倒的に安定した事業のポートフォリオバランス。どの部門も業界1位とか2位をキープしています。
・持っている資産とネットワーク力(三菱グループ)。つまり、円滑にビジネスを進めやすいです
・リスクマネージメント力の高さ。失敗はかなり少ないです。
・会社の利益は最優先だが、そのフィルターを超えれば、あとはメーカーと同じ目線で一緒に事業の成功させようという意識。そのため世界中のネットワークをフル活用しています。
【弱み】
・管理部門の力が強すぎて、新興国への進出が遅れている。対策として、海外推進部などを作って動いているがまだまだ遅いです。
・国際色豊かな人材不足です。あとは高学歴に集中しているため、人材にムラがあること。
・事業投資会社みたいになっている
【総括】
商事に関しては、事業の成功をさせようというプライドが圧倒的に高い印象でした。そのためか、身のこなし等がとてもスマートでかっこいい人が多かったです。でも管理部門が強すぎて、スピード感が遅いのはまだまだ課題だと思います。