商社マンの卵の嘆き

商社内定者の大学院生が就活や日々の考えていることを使えるブログ。来年から都内のインフラ系商社勤務予定

大学院で学んだこと

今回は大学院で学んだこと・得たことについて。前回の投稿とリンクしているのでそちらも是非ご覧になってほしい。

 

yama15491192y.hatenablog.com

 

前回大学院に進学した理由として、

1. 現場やモノをわかっておくことの重要性

2. 世界を知ることの重要性

3. 企業と学生のうちから一緒に色々やっておくこと(共同研究とか)

 

とかほざいたが、実際何を得たのかを説明していきたい。私の備忘録を兼ねて。

 

まず1について、大学の研究で得るのは難しい所だが、ともかく現場主義を意識した。例えば、私は大学でインフラ関係の研究をしていたが、実際にプラントがどのように動いていてどんな問題があり現場でどう考えているかを知るために国内外の発電所へ実際に訪問して人間関係を作りインタビューを行った。この成果のおかげで研究費をある程度勝ち取ることに成功したため大学では難しいとされているお金を稼ぐことも少しはできたかなと思っている。

また、発電所自体を知らずして研究なんてできるかって感じたため、実際に既存の発電所の公開情報をベースにラフに発電所の設計を行った。本当に発電所の配管などまで設計しようと思ったらAspen Plusをはじめとするソフトウェアが必要だが、基本は熱の移動によって形成されているためラフな計算ならExcelでも可能である。この二つの経験は文系職と言われている商社に入っても役に立つと信じている。

 

次に2については主に海外留学と国際学会への参加で得られたと思っている。海外留学は非英語圏でとても苦労した。でも言葉は正直どうにでもなる問題で一番苦労したのは価値観の違いである。やはり日本人はすごく規律のある人だと思う。授業は英語で行われていたため授業中の議論を通じて英語力やプレゼンの経験、沢山PPを作る機会があった。また1にリンクするが留学中もインタビューの人脈づくりから調査実施、そして論文作成まで一貫して行えたのでとてもためになった。

次に国際学会だが、大学院在学中に6回参加することができた。この中で英語圏や非英語圏の人の研究や大手企業の最新動向を知ることができたのは大きな経験だと思っている。あと英語についてだが、議論するにしても難しい英語は必要ないということを知れたのは大きい。

 

最後に企業との共同研究だが、これは正直いうとタイミングもあったためかなりラッキーだった。一番感じれたのは企業の考えと大学の考えのギャップである。企業側はお金を稼ぐことが目的なので研究費分以上に情報を提供してくることを求めてくる。そのためこれをいかに防ぐか、または見返りを提供させるかの大学側とのせめぎあいを間近で見ることができ、活かせると思った点はたくさんあった。

 

以上なぶりがきになってしまったが私が大学院で学んだことある。いろんな考えがあると思うが私は大学院に進学して後悔はない。というかどう仕事に活かすかを考えられないようではお金の無駄だと思う