五大商社の違いについて③【伊藤忠商事】
以前投稿したブログの続きとなっております。
今日は今ノリに乗っている伊藤忠商事について書いていきたいと思います。
今はこんな感じで、最高益をたたき出して日本で最も成功している企業の一つだとおっもわれます。社風としてはがつがつ系で根性とか、お酒様とか言われてますが、実際どうなんでしょうか。伊藤忠に関しても約10人(新人~入社30年目以上、出向者含)にOB訪問を行いました。またこの経験に基づき書いていこうと思います。
【印象】
・野心家、挑戦者。挑戦者と無礼者は非なるものなので気を付けてください。これはイメージ通りだと思います。
・全員が経営者・当事者意識を持って仕事をしている。会社の看板より個人の力で仕事をしている
・きちんとルールを守っています。この辺はイメージと少し異なるかも。すごく厳しいルールが沢山あるらしいです。
【強み】
・総合職だとしても細かい仕事(データ打ち込み、議事録作成、コピー取り)など全部やらされるため、他に比べて早く自立できます。この時頭を使うことを重視させられます。
・広報などに積極的にお金をかけ、さらに朝活など社員のことも考慮しています。
・基本的に根底は商人。そのため大胆さを兼ね備えています。
・育ててくれる(やらされる)文化があります。しかし、これは面倒見がいいとは全然意味が違うため注意。
・研修を積極的に活用してマネージャーになろうという意識が高いです。
【弱み】
・組織としての行動力(情報のシェア)などが十分にされていません。
・中国、非資源依存
・長期的視点が現場レベルで不足しています。
・組織として褒める文化が足りていません。
・課長クラスの社員の意識の差のせいで質にばらつきがありすぎます。
【総括】
ベースの印象として、挑戦的・ガツガツしているなどはイメージ通りでしたが、社員がみな言ってたのは仕事に対してすごく紳士で、徹底的なロジックの元行われているということでした。あと魅力に感じたのは裁量のおおきさです。これは駐在時など、マネージメントの役割に入る時などにすごく生きるととある社員から聞きました。問題としては部門間協力・チームとしての協力です。これは大企業あるあるなのかもしれませんが、チーム間が得た情報をシェアできてないせいで、無駄な仕事が多くなりがちっていうことです。これをなくすためには会社がキチンと管理し、平等に流す工夫が必要だと思います。
またそのうち、他の総合商社の話も書こうかと思います。。。